後遺障害の認定を受けるために必要なことは?

交通事故でケガをした場合、受傷時にはあまり考えないことかもしれませんが、6ヶ月後の後遺障害申請を視野に入れておく必要があります。そのために必要なことはどんなことでしょうか?

適正な後遺障害認定を受けるために必要な3つの点とは?

適正な後遺障害の認定を受けるために必要なことは次の3点です。

  1. 的確な検査を受けること
  2. 継続的に医師の治療を受けること
  3. 適切な後遺障害診断書を書いてもらうこと

それではその3点について詳しく説明します。

「的確な検査を受けること」について。

交通事故で受傷した最初の段階でしっかりと検査を受けることはとても重要です。

医師は本来、検査結果に基づいて傷病名を診断書に記載します。しかし、医師にとってその検査は、今後どんな治療をしていったらよいか?を把握するための検査です。

つまり、あなたのケガを治すことに主眼を置いた検査です。それは決して間違いではありません。むしろ正しいことと言えるでしょう。

しかし、見る角度を変えれば、つまり「半年後に後遺障害の等級認定を取る」という観点で準備をしていかなればならない被害者にとっては、それだけでは不十分なのです。

その治療によって元通りに治るのであればよいのですが、万一元通りにならなかった場合には、遺った後遺障害に対して金銭で賠償してもらわなければならないからです。

そのためには受傷直後から数カ月後のことも考えて準備していかなければなりません。決して医師任せであってはならないのです。

後遺障害の等級認定のために、どんなケガの場合にどんな検査が必要なのか? 当事務所ではそのアドバイスもさせていただいております。

「継続的に医師の治療を受けること」について。

継続的に医師の治療を受けることも大切なことです。この「継続的に」という点と「医師の」という点、その2点がポイントとなります。

後遺障害認定のためには、ムチウチで言うなら6ヶ月以上の治療が必要です(例外もあります)。最低でも6ヶ月間、継続的に治療を受けていることや、受傷直後からの症状が6ヶ月後まで一貫していることなどにより、「治療をしたが治らなかった」ことを立証できるからです。

では「医師の治療」という点はどういうことでしょうか? それは「整骨院では後遺障害の認定は難しい」ということです。整骨院に通った日数に関しては「ケガの慰謝料」の対象にはなりますが、後遺障害の認定に限って言えば不利であると言わざるを得ません。当事務所では、後遺障害獲得のために、その症状の場合には何科を受診する必要があるのか等についてもアドバイスさせていただいております。

「適切な後遺障害診断書を書いてもらう」ことについて。

医師の仕事は、「ケガを治すこと」です。そしてそのために治療を継続してきたのに治らなかったものが後遺障害となるわけです。

被害者であるあなたが後遺障害の認定を得られるように後遺障害診断書を書くということは、いわば専門外。そんなことまでは考えてはくれません。

ですので、後遺障害の認定をもらうためにはケガをした被害者ご自身で「どんな診断書だったら認定されやすいのか?」という傾向を学び、それに対して対策していくことが必要となるわけです。

しかし、現実の問題として、ただでさえ事故の後遺症で辛い思いをしている被害者が、そんなことまで考えることは難しいこと。そこで当事務所では等級を獲得するために、被害者がどんな検査や治療を受け、どんな診断書を書いてもらう必要があるのかについてアドバイスさせていただいております。

どうぞお気軽にご相談ください。初回相談料は無料です。